国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

こんにちは。貼り絵・イラストレーターのerikaintheislandです。
ここ最近、涼しくなりすっかり秋めいてきましたね。家の裏の森から聞こえる虫や鳥の鳴き声からも秋を感じることができます。最近はリスがよく鳴いているんですよ。
鎌倉に住んで半年以上経ちました。
海や山のある環境で過ごしていると、自然と心にゆとりができる気がしています。
頻繁に散歩をするようになったので、移動食材店に遭遇することもしばしば。地元で採れた野菜や果物を購入できるとあって、たくさんのお客様で溢れています。
私も先日、近くの寺院に移動食材店がやってくるということを聞いて行ってきました。
移動食材店の"くおん 鎌倉"さん。
ミニマーケットのような感じで、鎌倉から35㎞圏内の生産者から直接仕入れた野菜を販売しています。
普段スーパーでは見かけない食材がちらほらあり、店員さんと、「これはどうやって食べるんですか?」「この野菜は何ですか?」なんて会話しながら買い物ができるのも、移動食材店ならでは。
今回は穂シソ、いちじく、たまご、梅干しを購入しました。
穂シソは、そのまま花瓶に飾れそうな見た目ですが、ごま油としょうゆであえて食べたり、豚肉に巻いて食べてもおいしいとのこと。
梅干しは寺院にある梅の木で採れた梅を使っているそうです!これにはびっくりしました。寺院の梅を味わえるなんて、今からどんな味か楽しみです。
卵のケースは、次回来店するときにもっていくとディスカウントが受けられます。捨てるのではなく再利用することでゴミを減らし、ディスカウントでまた来店してもらう機会を得る。そういうエコシステムがあることで地域のコミュニティが自然とうまれているのかなと考えると、些細な事だけど大事なことだと感じました。
さっそく次回はこの卵ケースを持っていこうと思っています。
暮らしている町の生産者から仕入れた新鮮で美味しい食材を味わうことのできる、地産地消の良さをあらためて実感した一日でした。