【Essay from the world - 世界の日常から - 最終回】10年後はどこで何してる?

国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

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私にとっての10年後は、ちょうど末っ子が18歳で成人する年なので、ちょっとした節目でもあります。
子どもたちが家を出たからって私が彼らの「お母さん」だということは変わらないので、「お母さん労働率」を大幅に減らす!と決めています。

数年前から、子どもたちが巣立ったときに向けて準備を始めよう。と、なんとなく決めたプランを少しずつクリアにしています。そのプランの元にあるのは、老後を考えたとき、フランスだけをベースに生活するのは心もとないな。という気持ち。

医療体制でいえば、以前のエッセイでも書きましたが、病院の予約が半年先などは当たり前。
子宮頸がん検診の結果が何ヶ月経っても全然送られてこず、催促してやっと送られてきた紙には「検体不足で検査不可」とあり(なくしたんじゃ!?)、再度検体採取に病院に行ったり。
肺炎になったときには、町医者だとレントゲンや血液検査をしないので、改めて検査機関に電話で予約をとって、体調が悪いのに知らない場所まで車を運転して行ったり。
今はまだ元気だから「そんなもんか」と思えるけど、歳をとったらどうなんだろう?
体のいろんなところに不調を抱えて、その度あちこち行かされて待たされて、フランス語で説明して。と、おばあさんになった私がやっているのを想像するとちょっと複雑な気持ちに。
医療ネタではないけれど、車の大切な書類が届かないからディーラーに問い合わせると「僕は郵便局じゃないから知りません。」と言われたこともかなりの衝撃だったし(笑)。

今は笑ってネタにできるけど、60代、70代...と続けていけるかな?
自分の老いすらも不安だろうに、何するにもステップが多く進みが遅いこの環境に耐えられるかな?
何かが手遅れになったときに、この環境に身を置き続けた自分を責めることになるんじゃないかな?

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そういう、もやもやから生まれる疑問が少しずつ溜まっていき、「10年後は日本に拠点を移しつつ、フランスと日本を行き来するような生活の第一歩を踏み出していたい!」という気持ちが固まってきました。我慢強さと肝っ玉を鍛えてくれてありがとうの気持ちはすごくあるのですが、やっぱり老後は気持ちに余裕を持って過ごしたいです。
実際にそれを実行するには、具体的に仕事や生活の基盤をどうするか考えて、その下準備はあれとこれで......など、たくさんの項目で埋まったやることリストができあがりそうですが、何をどこから埋めれば良いのかわからんな。というところで止まっています。

そんななか、先週、24rhythmの運営会社である合同会社カレイドスタイルがはじめる女性起業家やフリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」の説明会で「10年後はどうしているか?」というテーマの「相互メンタリング」を体験し、他の人と話す機会がありました。
お試しだったので、細かいところまではお話できていないのですが、自分の頭の中にあることを口に出すだけで、こんなこと思っていたんだという自分自身への気付きや、目標の実現のために、もっと具体的に考えていかなくちゃなど、霧の向こうにあったものが少ーし見えてきたように感じました。
相互メンタリングの体験は初めてでしたが、他のメンバーの経験やフィードバックを聞くことで、自分の気づけていないところを指摘してもらえるかもしれないし、目から鱗な発言があるかもしれないと思いました。

今回は海外生活のネガティブな面ばかりズームアップしてしまいましたね。
今までのエッセイも読んでくださった方はご存知と思いますが、フランスの良いところ、大好きなところもたくさんあるので、海外生活に興味を失わないでください。
「いいかげん」「テキトー」「大雑把」は「おおらか」「寛容」とも取れますし、実際にその「テキトー」さに助けられてもいます。何事も受け取り方で長所にも短所にもなりえますから。これは私の感覚だけで書いているエッセイであり、実際に生活してみて判断するのは当人です。

それに、私だって10年後、やっぱりフランスから離れられない!ってなってるかもわからないですしね。

みなさんは10年後のプランはありますか?

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『Essay from the world - 世界の日常から -』は、今回が最終回です。
世界中から届くエッセイに、私たちスタッフも楽しみながら、関心を持って仕事を進めることができました。短い間の連載でしたが、みなさんに新しい視点や生き方のヒントをお届けできていたら幸いです。
24rhythmのInstagramの更新はしばらくお休みとなりますが、これからはホクレアとして、自分らしい働き方・生き方を追究したい女性へ向けての情報を発信し続けていきます。オンラインコミュニティですので、どこからでも参加できますので、よければのぞいてみてくださいね。

24rhythmスタッフ マサコ

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Writer 24rhythm

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1日の中で、幾度となくモードを切り替えながら過ごしている働く女性。
その切替のタイミングに合わせて、こころとからだを整え、ポジティブな気持ちになれるアイテム、前向きになれるメッセージをお届けしています。

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