他業界での経験は無駄じゃない?

こんにちは、南條祐弥です。現在、フリーランスライターとしてシナリオやコラムを執筆している私。実は、以前は他業界で事務の仕事をしておりました。自分でも、全く違う業界からライターになるなんて思い切ったな~と。今回は当時のことをちょっと振り返って見ようと思います。自分を見つめ直すとともに、他業界で務めている方のご参考になればうれしいです。

他業界からライターの世界へ

私の担当は、お客様・取引先からの電話応対やデータ管理など。文章を考えて書くライターの仕事とは程遠いものでした。それでも、仕事自体はやりがいがありましたし、環境はわりとよかったと思います。学生時代にコールセンターでアルバイトをしていたので電話応対も苦じゃありませんでした。ただ、ライターに憧れていた私にとって、なんだか物足りない日常。やりたいことがあるのに、私はこのままでいいのかな? 一度そう思うと、事務仕事をしている時間がもどかしくて仕方なくなって、早く辞めたい辞めたい!と思うようになりました。「人生は一度きり、自分の力を試してみたい」。その思いが頂点に達したとき、私はフリーランスの道を歩き出していました。

電話応対の経験をライターで活かせる?

「フリーランスライター」は、ひとりで黙々と作業して原稿を完成させるんだろうな。私はこんなイメージを持ってライターになりましたが、実際は少し違いました。もちろん、仕事の受注や原稿の執筆はひとりで行います。でも、書籍やゲームをつくっていく過程で、出版社や制作会社などいろいろな人と関わりました。つまり、ひとりではなく複数人でプロジェクトを進めるのです。そこで必要不可欠だったのが、プロジェクトメンバーとのコミュニケーション。私はスムーズにプロジェクトを進めるために、相手が何を求めているのか、自分は何をすべきかを考えるようにしました。とくに、駆け出しの頃は右も左も分からなかったので、相手の発言は何よりのヒントでした。

ある日、メンバーに言われました。「南條さんはこっちの意図を分かってくれるから、話が早い。今までの仕事で鍛えられたんやろうな」と。思えば、私は電話応対でさまざまなお客様を担当しました。そのときの基本は「相手の話をヒアリングしてニーズを探る」でした。もしかして、その経験がライターの仕事に役立ってる? 私には想定外のうれしい気付きでした。

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無駄な経験なんてない!

この写真を見ると、送別会の出来事を思い出します。職場のみんなからサプライズで花束をもらったのです。仲は良くても、サバサバした職場だったので、花束をもらえるなんて正直ビックリ (笑) ! 私のために集まってくれて、こっそり花束を用意してくれたんだ......。それなのに私は辞めることで頭がいっぱいで、これでフリーランスになれる!と解放感に浸っていたのです。私はどれだけ自分のことしか見えてないんだろう。成長させてくれた場所であることを、私はすっかり忘れていたのです。

ライターとは無縁の事務仕事を活かせたことで、過去の経験のどれもが無駄じゃなかったんだと思えるようになりました。もちろん、まだまだ未熟な私ですが、小さな経験が積み重なって今の私。目指している仕事と違う業界にいることで得られるモノがきっとある。これからもそう信じて今までの経験を活かしつつ、ライターとして新しいことにチャレンジしていきたいです。

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南條祐弥

Writer 南條祐弥

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
児童文化や女性のライフスタイルの分野を得意とする、大阪在住のフリーランスライター。コラムやシナリオを執筆するほか、書籍の編集協力、取材レポートの提供なども行なっている。リズムーンでは、地方で働く女性フリーランサーの多様なライフスタイルを発信中。趣味は絵本を読んだり、映画を観たり。ハイキングに出かけるのも好き。
http://ameblo.jp/original-ehon/

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