「楽しさ」で自分らしいチカラ・生き方を育む

20160129_semba_01.jpg

PHOTO BY Sherif Salama

こんにちは。仙波千恵子です。ふだん、頭のすみでいつも、自分のあり方や働き方、その先の人たちや社会、そして、子どもたちみんなの学びと行く末を考えて暮らす自分がいます。

最近は、「次世代が健やかにすごせたらそれでいい」というような気持ちになることも多い私ですが(年齢のせい?)、でも、大人世代の自分たちもつねに新しい形を模索し続けるのが、今の時代のミッションかな、などとも思います。

「楽しさ」という要素が必要

「働き方」や「育て方」ひとつとっても、自分らしい形でイキイキとできるような暮らしのために、現実を変えていくのは大変で、ときには社会や人や自分とさえ闘うことが必要だったりするけれど、やっぱり、実際にめざしているもの、めざす先のものは素敵です。

そして、このプロセスには、「楽しい」という要素も不可欠ではないかと、私は、思うのです。

"自分らしさ"を、「楽しく」考える

先日、みんなのイイナコレクションvol.5というイベントに参加しました。キャッチフレーズは、「自分らしくを楽しめていますか?」。当日は、自分らしく働いたり活動したりしている人たちのトークショーや音楽・ダンス・インプロという即興劇などのライブパフォーマンスが次々と展開。なんとも躍動感のある空間で、出演者のお話を聞いたり、テーマごとに参加者が対話したりしながら、出会いやつながりが生まれていきました。毎年一度のこの場から広がる何かがありそうです。

20160129_semba02.jpg

ここで私が感じたのは、感動したり笑ったりという、感性や心に触れる刺激が果たす役割。心の深いところからくる「楽しさ」は、人の心や思考から何かの垣根を取り払い、自分のありのままでものごとに臨んだり力を発揮させたりする力があると思います。

アクティブ・ラーニングにも「本質的な楽しさ」を

最近は、米国のハーバード大学では医学部生も音楽を教養科目(リベラルアーツ)として学んでいるという記事も話題になりました。日本でも、心を揺り動かすアートの要素を教育や福祉のコンテンツにくみこむ動きはあります。

日本の教育改革の鍵と言われるアクティブ・ラーニングも、形だけのものでは意味がないと、私は考えています。子どもたちの瞳がきらきら輝くような、本質的な楽しさが生まれているか・・・、それが、子どもたちそれぞれの力が育ち発揮しされる「本物」の授業かどうか見極める、ひとつの指針ではないでしょうか。

20160129_senba_03.jpg

PHOTO BY woodleywonderworks

仙波 千恵子

Writer 仙波 千恵子

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
大学時代に編集プロダクションでライターを始め、フリーランスに。結婚後、知的障がいの息子を含む3人の育児が少し落ち着いた時期に、新しい教育を追求して学習塾に勤務。その後再び独立し、教育、働き方、女性の生き方、地域などの取材記事の執筆や、教育コンテンツの開発、講師などをしています。東京郊外の高尾に在住。
http://fwook.net/

仙波 千恵子さんの記事一覧はこちら