2017年は、日本のフリーランス元年になるか!?

みなさん、あけましておめでとうございます。
今年もリズムーンをどうぞよろしくお願いいたします。

2016年は、みなさんにとってどんな一年でしたでしょうか?

リズムーンの取り組みで印象的だったものをあげてみると、
ライター座談会契約トラブルなど特別企画の実現
・念願だった商品開発で「リズ・クラッチ」の販売スタート
フリーランスの心構えセミナー丹羽順子さんによるセクシャリティワークショップ、ワールドピースゲームの開催
など、改めて振り返ってみると盛りだくさんの一年でした。

今年はさらにパワーアップして、フリーランスをはじめとした多様な生き方、働き方をさまざまな角度から応援するプラットフォームとしての機能を強化し、多様な働き方が叶う社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

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「雇用関係によらない働き方」研究会から考えたこと

昨年11月、経済産業省は、働き方改革の一環として、会社と雇用関係を結ばない働き方(=フリーランス)を促進するための研究会「雇用関係によらない働き方」を立ち上げました。ニュースなどでご覧になった方も多いと思います。

労働法制の直接的な対象とならない中での人材育成や教育の仕組み、労働時間のあり方、公平な市場ルールの整備などが議論され、来年3月末までに報告書がまとめられるようです。その目的について、ニュースサイトでは以下のように紹介されていました。

「人手不足が深刻化している今の日本では、フリーランスは女性を中心に潜在的な働き手を掘り起こす有効な手だてになると考えています。有識者をお招きし、フリーランスの現状や課題について議論しました」(経産省経済産業政策局)
ーー「日刊ゲンダイ」より抜粋ーー

人口減少や技術革新により産業構造・就業構造が大きく変化すると予想される中、「雇用関係を前提とした働き方」だけでは、働き手も企業も競争力を低下させる恐れがあり、フリーランスなどの柔軟な働き方、すなわち「雇用関係によらない働き方」が働き手にとっての豊かな暮らしの実現、企業にとっての多様な人材の確保につながるとし、その現状を把握して解決策を探るのが目的という。ーー「JCAST」より抜粋ーー

フリーランスという働き方の可能性に政府も注目し始めたこと、そしてフリーランスという働き方を後押しする素晴らしい動きだとうれしく感じた一方で気になる問題があります。

まずは、保障面です。たとえば今、日本では、雇用されていない自営業者には育休は認められていません。「フリーランスマザーのための保活研究会」でも情報交換している通り、自治体によってはフリーランスは子どもを保育園に入れづらいという実情もあります。ですが海外を見てみると、以前「世界から届く多様な生き方のヒント」でも紹介したように、働き方によらずすべての女性に平等に育児休暇が認められ、育児休暇中は国から補助金が支給されるという国もあります。

すべての家庭に行き届くように。17歳まで続くフィンランドの子育て支援制度
家庭保育で補助金が出る!? フィンランドの多彩な保育サービス

働き方改革で、とくに女性の潜在的な働き手を掘り起こしたいという狙いがあるのであれば、働き方によらない出産・育児支援の整備はまず不可欠だと思います。

フリーランスとしてしっかり稼ぐために

そのほか、昨年のWELQ問題で表面化したように、フリーランスという立場の弱さを利用した安価な価格での仕事の受発注も問題になっています。クラウドソーシングサービスの登場によって仕事を得やすくなり、フリーランスとして仕事を始めやすい状況になったことは喜ばしいことですが、フリーランス=ブラックな仕事の受け皿として利用されないよう、契約に関する知識を身に着けたり、自分の専門性を磨き続けたりということが今後フリーランスにはいっそう求められます。そうした、「フリーランスとして対等に、しっかりと稼いでいくためのノウハウ」をリズムーンでは引き続き提供していきたいと考えています。

年末、政府が正社員の副業や兼業を後押しすると方針を転換したことからも、雇用関係によらない働き方は今後ますます増えていくでしょう。そうした働き方の実態に合わせた法や環境整備が進むよう、これからも研究会の動向はウォッチしていくと同時に、2009年からフリーランスのことを考え続けてきた立場として、リズムーンも発言する機会を得られるようアクションを起こしていきたいと思いを新たにしました。

フリーランス当事者の声を集めて届ける。
そんな活動にも今年はチャレンジしていきたいと考えています。

長くなりましたが、今年もリズムーンをどうぞよろしくお願いいたします。

※合同会社カレイドスタイルでは、上記のような活動を推進するための事業に一緒に取り組んでくださるスタッフを募集中です。詳しくはこちらをご覧ください。

オノリナ

Writer オノリナ

Webプロデューサー・リズムーン編集長
リズムーンを運営する合同会社カレイドスタイル代表。女性向けWebメディア編集、フリーランスを経て、2014年に法人を設立。国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、研究機関のサイエンスアウトリーチ支援や、企業オウンドメディアの女性向けコンテンツ企画・制作を数多く手がけている。また、独立時に苦労した自らの経験から、女性フリーランスコミュニティ「リズムーン」を2009年に立ち上げ、「個」が主役の多様な働き方を加速させる社会の実現に向けた事業・サービスを展開している。プライベートでは、3人の子を持つワーキングマザー。趣味は卓球。

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