「今の生活、あなたは何点?」私らしい働き方の実現と未来を考えるワークショップレポート① 

先日「POLA TALKER'S TABLE」のプログラムのひとつとして開かれた「私らしい働き方の実現と未来を考える」のイベントの様子を報告しましたが、今回はこのイベントの後半で行ったワークショップの成果をレポートします。

フリーランス、正社員、妻、研究員、ベテラン、新米......さまざまな立場から考えた「今」の働きかた、そして「これから」考えてみたい働きかたとは?

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人それぞれ異なる日常

フリーランス歴はもちろん、業界も職種も違う人たちが集まった、この日。
"働きかた"、"フリーランス"という、ちょっと突っ込んだテーマ、しかも参加者はお互い初対面ということで、今回はグループに分かれてワークシートや付箋を使いながら話し合いました。

まずは、どんなことをしたのか、簡単にワークショップの内容をご紹介します。

グループで話すために最初に使ったのが、2017年と2020年の欄を並べたワークシート。

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2017年の欄には「今の自分の生活は10点中、何点か」というレーダーチャートをつくりました。「お金」「家族」「仕事」「趣味」にそれぞれ点数をつけてみると、四角の大きさもカタチも、人によってかなり違います。全体にすごく小さいひと、ほぼ正方形の人、一カ所が極端に欠けている人などなど、当たり前のことながら、関心を持っていることや生活の満足度は一人ひとり、まったく違うということを実感しました。

2020年の欄には、3つの質問に答えるかたちで、将来の自分について書いてみることに。

(3年後)
・どんな仕事をしている?
・仕事相手から、あなたは何を期待されている?
・仕事の時間と自分の時間のバランスは?

今の点数をつけるのはスムーズでしたが、3年後の話となると、なかなか難しい。どうも、日頃からちょっと先のことを考えている人や、思っていることを言葉にするのが得意な人はスラスラと書けるようです。でも、書けない人も思うことがないというわけではないんですよね。心に思っていることを伝えることの難しさを感じました。

自分の何をお金に換えていく?

ワークシートが書けたところで、それぞれ自分のシートを見せながら、今、気になっていることを話し合いました。どうしても家事に時間をとられてしまうこと、見積りを出すにも迷いがあること、そして会社員の方にとっては、会社という決められた枠のなかでは違った活動がしにくいことなど、実感のこもった話があちこちで聞かれました。

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話をしながら、お互いに気になったところを付箋にメモしていき、話し終わった後で一斉に付箋を出すと、チームのメンバーが今、課題だと感じていることが一目で分かるように。
その付箋の内容を大まかに分けると、次の5つのことが挙げられていました。

✔️持っているスキルなど、自分では自分の価値がわからない
   -つくったもの、スキル、時間、ノウハウ......自分の何を売っていくのか
   -相手の予算や相場があるなかで、自分の意志で単価を決められるのか
   -何を基準に、見積りを出したらよいか

✔️企業を相手にすると、立場が弱い
   -価格をはじめ、契約・交渉をする上で、企業対個人になると力が弱い
   -正社員・フルタイムの場合、会社の決めた勤務形態しか許されない

✔️途切れずに仕事を得る、収入を安定させることが難しい
   -クラウドソーシンングは生計を立てるには、極端に単価が低い
   -働き手を求めている企業や人に出合うルートが限られている
   -病気や怪我、出産で仕事ができないときには収入が途絶える
   -資格を持っているだけでは、仕事にはならない

✔️自分のキャパシティ(時間や能力)以上のことができない
   -仕事、家事、プライベート......全部こなすには時間が足りない
   -自分だけでは回しきれないほどの仕事がある
   -PCさえあればどこでも仕事できるが、wifi環境や移動費が制約になる

✔️オン・オフの切り替えが難しい
   -メリハリをつけて休むことを意識する必要がある

3チーム別々に話しあったのですが、本質的なところは同じなのかもしれません。共通点もたくさんありました。

時間もスキルも経験も、みんな自分の持ち札は限られています。そのなかの何をどうやってお金に換えるのか。お金だけのために仕事をするのではないにしても、仕事が収入源になっている以上はお金のことも気になります。

仕事からお金が発生するためには、誰かがその仕事にお金を払う価値があると判断しなくてはなりません。収入を増やすために自分を高く評価してくれる相手を探すのか、相手が高く評価するかたちにあわせて自分を変えるのか、雇われる/雇われないに関わらず、どうやって稼いでいくのかは個人にとって重要な問題です。

では、どうしたら少しでも理想の働きかたに近付けていけるのか、その解決案もみんなで考えてみました(後編に続く)。

本多小百合

Writer 本多小百合

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
建材メーカーで広報誌や販促物の企画・製作・進行等に携わった後、ランドスケープ系の団体で主に機関紙の編集に従事。結婚を機に、全国どこでも働けることを目指してフリーランスライターを志し、目下独立準備中。リズムーンでは、同士であるフリーランスを目指す方を応援できたらと思っています!

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