Vol.15 アロマセラピスト 原三智子さん

Profile

アロマセラピーでパニック障害を克服した経験がきっかけで、セラピストを目指し、2002年にホリスティックアロマヒーリングサロン「Herb Drop」をオープン。スピリチュアルワークを取り入れた施術で、心・体・スピリットの調和をはかるメニューを提供しているほか、セラピスト養成講座にも力をいれている。

原さんのブログ
東京 アロマブリリアント(R)で素敵な40代を歩みたいと思うあなたを応援します!

アロマセラピストになるきっかけは、"パニック障害"という病だった

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トリートメントでは、セラピーグレードの世界最高品質のヤングリビング社の精油を使用している。100%オーガニックなので、「レインドロップ」という施術では、精油を原液で雨だれのようにで脊髄に垂らして使うこともできる。

 東京にいながら、海風とともに白い砂浜の散策が楽しめるお台場海浜公園。頭上にはレインボーブリッジ、その先には東京タワーや都心の高層ビル群が広がり、アーバンリゾート気分を味わえる場所だ。そんな素晴らしい景色を望むマンションの一室に、隠れ家的サロン「Herb Drop」がある。

「精油のチカラで心と体、そしてスピリット(魂)のバランスを整えて、ナチュラルに、シンプルに、自分らしい幸せな人生を選択して歩んで行けるようにお手伝いしています」と話すのは、オーナーの原三智子さん。NLP(神経言語学)やレイキ、クリスタルヒーリングなどの手法とアロマセラピーを融合させた独自のメニューは、すべてスピリチュアルコンサルテーションに重きをおいている。そのときのインスピレーションでクライアントが選んだ精油とカードのリーディングを行ったあと、その精油をブレンドしたオイルでトリートメントを行うと、深いレベルの癒しを得ることができるのだそう。

「最近のスピリチュアルブームで、スピリチュアルな一面だけがひとり歩きしてしまっている印象がありますが、"今ここ"にある地球の大地にしっかりと根を張って、輝かしい美来(みらい)に向かって実生活を送っていくことが何よりも大切。そのためには、心と体だけでなく、スピリットにも目を向けて癒していくことが必要不可欠なんです」。そう話す原さんが醸し出す雰囲気そのものが、なんだかとても心地よくて、体がどんどんゆるんでいくようだ。

 原さんがアロマセラピーに出合ったのは、33歳のとき。当時、原因不明の病に悩まされていた。「夜になると動悸が激しくなり、体の震えが止まらなくなって。今でいう『パニック障害』という病気だったのですが、その頃は、まだ病名もなく、ただただ安定剤を処方されるだけの通院生活を送っていました。引っ越しや復職など、環境の変化で少しは改善したのですが、体調が不安定な時期がしばらく続いていました」

 アロマセラピーを知り、どんな時でも心を落ち着かせてくれる精油のチカラにどんどん引き込まれていった原さんは、定期的にトリートメントに通ったり、精油の知識を深めてセルフケアとして生活の中に取り入れていった。すると、自然と体調がよくなり、元気を取り戻したという。「アロマセラピーに出合って、自分がもっとも自分らしく、心地よくいられる居場所を見つけたような、そんな感覚でした」。

ヒーラーとの出会いで、スピリチュアルワークの扉をあける!

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新メニュー「クリスタルヒーリング」は、高いエネルギーを持つクリスタルをチャクラにのせることて潜在意識に働きかけ、エネルギーのバランスを整えていく効果があるとか。

「身をもって体験した"自然療法の素晴らしさ"を多くの人に伝えたい!」。セラピストになることを決意した原さんは、会社員として働く傍ら、リフレクソロジーやアロマセラピーのスクールに通い、2002年に、自宅の一室で、週2日のみ営業するサロンをオープン。その後、約1年の兼業期間を経て、2003年の秋にはサロン業に一本化し、完全なる独立を果たした。集客のため、近くのマンションにちらしをポスティングして歩いたり、空き時間を利用して近くのホテルにあるサロンで働いて、セラピストとしての経験を積んだり......。時には、無理をしすぎてしまうこともあったが、「好きを仕事にしているので、たとえどんなにつらいことがあっても『辞めたい』と思ったことは一度もない」という。

「集客が少なく、落ち込むことはもちろんありました。でも、時間のあるときこそ、普段はなかなか行けない経営セミナーに参加してみたり、ホームページを改良してみたり、気晴らしに映画を観に行ってみたり。『そのときにしかできないことをやって創造性豊かに活動することが、仕事にもつながっていく』と思えるようになったら、気持ち的にもすごく楽になって、多少のことでもくよくよしなくなりましたね」

 そうしてトライ&エラーを繰り返しながらも、次第にクライアントが定着しはじめた頃、あるスピリチュアルヒーラーとの出会いによって、原さんは、また一歩、大きく前進することになる。

「さまざまな症状や悩みを抱えるお客様との対話の中で、『心と体をケアしただけで、お客様を本当に癒やすことができているのだろうか』という疑問が、私の中でつねにあったんです。それが、ヒーラーの先生に出会い、スピリットを癒やしていただく体験をして、 "心と体だけでなく、何よりも魂のレベルでの癒しが大切なんだ"と気づかされたんです」。この気づきがきっかけで、スピリチュアルワークを取り入れたメニューを提供する現在のスタイルが確立していったのだそう。

精油をスピリットの側面から捉えた独自の養成講座を開講

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「アロマブリリアントセラピスト養成講座」のほか、現在は、5つの講座を毎月定期的に開講している。「セラピーをするたびに、お客様もセラピスト自身も笑顔で溢れ、幸せへと導くセラピストが誕生してほしい」という原さんの想い引き継ぐセラピストを世に輩出している。

 さらに原さんは、一般のスクールでは決して教えてくれない、精油をスピリットという側面から捉えるセラピスト養成講座を開こう、とひらめく。そうして誕生したのが、チャクラに対応した精油のスピリットを探求するサトルアロマを取り入れた「アロマブリリアントセラピスト養成講座」だ。

 開講し、フタをあけてみると、初心者だけでなく、アロマセラピーを別の視点から学びたいという経験あるセラピストたちが多く受講する人気メニューに。「セラピストが、癒しを追求していくと、最後には、やはりスピリットに行き着くんだと思うんです。そして、セラピスト自身が癒されていて、エネルギーが充満している状態でなければ、人を癒すことは決してできない、ということにも気づくんです。ですので、講座の中では、セラピスト自身のケアの大切さについてもしっかりと伝えています」

 今年で9年目を迎える「Herb Drop」。将来的には、自宅とは別にスペースを持ち、規模をさらに広げてスクール事業に力を入れていきたいと夢を語る。「"スピリットを癒して幸せへと導くセラピスト"を世に送り出すのが私の使命のひとつ。スクールには、トリートメントルームも併設して、講座を修了された生徒さんたちが活躍できる場も作れたらと思っています」

 好きを仕事にし、使命感に燃える熱いスピリットを持つ原さん。その夢を実現する日は、そう遠くはなさそうだ。

ある一日のスケジュール

05:30 起床。子ども(高校生)のお弁当つくり
06:30 子どもを送り出し、メールチェック
07:00 ウォーキングへ
08:00 帰宅後、朝食。家事のあと、始業準備
11:00 講座スタート
14:00 講座終了、後片付け
15:00 施術スタート
17:00 施術終了、後片付け
18:00 夕食の準備
18:30 夕食
19:30 後片付け後、ブログを書いたり、メールチェック。フラダンスの練習をすることも
23:00 お風呂に入る
23:30 就寝

ピンチもこれがあればOK!私の最終兵器はコレ

フラダンス。映画『フラガール』を見て、週1回、レッスンに通い始めました。12月の発表会に向けて猛練習中です。

Q&A - 自分スタイルの働き方を実現するための5つの質問

フリーランスという働き方の魅力は?
自分のインスピレーションに従って、制限なくいろいろなものを想像していける点。
会社員時代と大きく変わったことは?
薬を一切、使わなくなり、自然療法で、家族の健康管理ができるようになったこと。我が家には、薬箱がありません。
収入を安定させるために心がけていること、工夫していることは?
養成講座を開講するようになってからは、収入はだいぶ安定するようになりました。そのほか、つねに新しい施術を体験したり、学んだりして、メニューをブラッシュアップしたり、季節に合わせたキャンペーンなども実施しています。
落ち込んだときやストレス解消法は?
フラダンスを踊ること。仕事以外のときは、いつもフラの音楽をかけています。
原さんのように、好きなことを仕事にしていきたい人へのメッセージ
本当にやりたいことがあったら、それがもしかしたら仕事につながっていくかもしれません。なので、何をしたらよいのかわからないという人は、まず、自分が楽しめることを見つけることから始めてみてはどうでしょうか。セラピストになりたい方は、いろいろなサロンに行って、自分で体験してみるのがよいと思います。

スピリットを癒し、幸せへと導くセラピストを育て、
世に送り出していきたい!

オノリナ

Writer オノリナ

Webプロデューサー・リズムーン編集長
リズムーンを運営する合同会社カレイドスタイル代表。女性向けWebメディア編集、フリーランスを経て、2014年に法人を設立。国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、研究機関のサイエンスアウトリーチ支援や、企業オウンドメディアの女性向けコンテンツ企画・制作を数多く手がけている。また、独立時に苦労した自らの経験から、女性フリーランスコミュニティ「リズムーン」を2009年に立ち上げ、「個」が主役の多様な働き方を加速させる社会の実現に向けた事業・サービスを展開している。プライベートでは、3人の子を持つワーキングマザー。趣味は卓球。

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